平成18年度(第20期)函館中国経済促進協会 総会開催 

函館中国経済促進協会は、6月20日、国際ホテルで平成18年度(第20期)総会を開催し、続いて懇親会を開催しました。
総会は小笠原会長の議長で進められ、17年度事業報告、収支報告が承認され、続いて18年度事業計画案及び
収支予算案が可決されました。
小笠原会長は、昨年は経済調査団を派遣したが、今年は訪問団の派遣はしないが、最近日本にも黄砂が飛来し
中国は砂漠化が進んでいるようなので、植樹のために20万円を計上したいと提案し、満場一致で承認されました。
その後、中国駐札幌総領事の斉江女史が「活況続く中国と北海道の交流」と題して講演を行いました。(写真)
斉総領事は、中国が改開放政策をとってから、28年経ち、大きな変化がおきている。
1973年の輸出入にGDPは1400USドルだったが2005年には2兆2257億USドルとなっており輸出入は1兆4221USドルで、外貨準備高は8189億ドルで世界1になった。
中国は社会環境の調和のとれた発展、人間本位の政策を進めている。中国は34%が輸入に依存しており、石油は40%、鉄鉱石では50%が外国に依存しており、世界や、日本とは相互依存の関係が強まっている。
北海道と中国でも交流が広がっていて、大連、上海、北京などへ108の企業が北海道から進出している。札幌市と瀋陽市のほか、函館、天津など交流都市が増えており、人の交流が広がっているいる。
北海道には6600人の中国人が、留学、研修、教授、技術などで在留している。
2004年には中国から、北海道に観光する人数は12050だったが、昨年は20000人以上が観光に来ていると思われ今後も増えていくと思われる。今後交流が増えていくのが、期待され、相互信頼の人間関係を作っていくのが大事で、中日友好の関係
を引き継いでいかなければならない。と語りました。
 この後、函館在留の留学生20名も加わって懇親会を行いました。
留学生は、北大水産学部、北海道教育大学、清尚学園などで、日本語や英語で自己紹介をしました。なかには中国服の留学生もいて、華やかな雰囲気で懇親会が終わりました。(




経済交流調査団報告 (2005.11.4)

函館市石井収入役を団長とする、中国経済交流調査団(10月5日up)は6日間の日程を終えて、10月28日帰国しました。
上海市、蘇州、大連市を訪問し、中国関係機関、進出金融機関の訪問、現地企業との懇談などを行いました。
主な内容は次のとおりです。
10月24日 上海市
北陸銀行上海駐在員事務所
 所長 中条宏志氏、匂坂圭子氏と会談。上海は世界有数の経済都市であり、日本企業も進出が増えている。北海道はこれまで東北3省との経済交流を目標にしていたが、昨年からは、上海この経済交流に取り組んでいる。今年1月には、物産展を行ったが、販売することはできなかったが、今年は、食品輸入の許可を取って、販売できる物産展にする予定でいる。
北海道産水産物は、現地の水産物の価格の6から7倍の価格になるが、安全であるという点で関心が増えている。ノルウエーなども、水産品の売り込みを行っている。
函館は夜景が有名で、北海道は憧れの土地であり、エージェントなどに、インパクトのあるPRとしてはどうか」などと話した。
北洋銀行上海代表処は、今年6月開設され、山本司信所長と会談した。
中国を販売、生産の拠点と考えており、北洋銀行は上海代表処では情報収集、産業調査を行っている。上海はこれから消費市場としても、有望である。誰でも利用できる、北海道デスクを設置しているので、食品の売込みや、北海道物産展などには立ち寄って利用して欲しい。
上海市対外経済貿易委員会
上海の貿易は拡大しており、今年の貿易量は224億トンにたっしている。対外経済貿易委員会では、サービスを広めるため、
内外企業の斡旋を行っている。函館は、観光、水産物の両面で上海に売り込む要素がある。
石狩水産(有)
呉氏(写真右)と昼食時間にお話を、伺った。
「魚は切り身に加工して売っている。北海道水産物は値段が高いが少量にすることで消費者が買いやすくしている。
大きな蛸や、タラバガニなどこちらで珍しいものが宣伝しやすいし、売りやすい。
現地にあるものや、台湾、韓国などが扱っているものは、価格競争で難しくなる。北海道の「イメージを売り込みながら、商品も「売り込む方法が有効である。生きたつぶやほっき、刺身用のいかなどを売れないか考えている。12月には、いかめし用のいかを輸入して加工して、来年1月の北海道物産展に出品したい。函館が出品するならば、函館のイメージを売りこみ、ブランド品を作るのが
大事だと思う」と語った。
上海市建材市場「好美家」見学
大規模な建材や建築材料、調度品、家具店が並ぶ地区にある一店を見学した、一階には、建材、調度、床材、管工機材等が、大規模に展示販売されている。デザイン数や品数も揃っている。2階は20軒ほどの、家具メーカーが展示している。ベッド、家具、調度品など、それぞれのメーカーの特徴があらわされている。値段は日本と比べて、特別安い感じはしないが、塗装技術、加工精度などは格段に向上している。
みちのく銀行上海駐在員事務所
上海浦東地区のSHBCビルのみちのく銀行上海駐在員事務所を訪問した。この地区は新しく金融街を形成している地区で、世界最高のビルも隣に建設中である。このようなことを見ると、世界の工場、中国の経済を扱う上海が、もはやアジアの経済の中心であるかの感さえ持つ。
10月25日 蘇州市日本工業村
蘇州 日本工業村  
上海市の近く、蘇州では、日本企業誘致のため日本工業村を建設中であり、中小企業の日本進出の受け皿として、開発中ということで、視察先に選んだ。
蘇州市は2500年の歴史のある都市だが、上海の急発達につれ、外国企業進出による工業化が進んでいる。
工業出荷額が中国第2位、外資導入額では一位である。
蘇州新区といわれる地域に、外国企業が立地しており日系企業300社が進出しており、日本人学校、日本人街ができるほどである。
上海・南京高速道路が走り、上海港や、中国内陸への交通の便が良い、気候がよい、人件費、インフラ整備などで、他都市との競争力を持っている。
このような蘇州市であるが、さらに蘇州日本工業村の建設にとりかかっている。
開発を進めているいるのは、蘇州日中架橋経済発展公司である。
当地政府との協同運営で、初期小規模での進出から大規模投資まで、標準工場の賃貸から大規模投資まで対応でき、進出コンサルティング、従業員募集指導、派遣社員の生活支援まできめ細かい日本人向けの対応を用意して、日本企業の誘致を行っている。面積は133万平方m
現地では、説明を受けるとともに、建設中の標準工場や、工業用地を視察した。
大連市
26日上海市から大連市に飛んだ。大連市は、今年5月に、函館とコンテナ定期便で結ばれ、是非とも経済交流を盛んにしたい都市である。
私は3年前にも港湾を視察に訪れているが、本当に中国の変化は早い。特に、高速道路、建物、町の賑わいは、予想を超えている。
26日午後、今年進出したばかりの北洋銀行大連駐在事務所を訪問し、所長の矢島所長と話をした。事務所ではまだ、金の出し入れなど本来の銀行業務はできないが、調査などを活発化させ、道から派遣されている越智氏とともに、道内企業の便宜を図っている。「大連は日本人が多く日本への関心も高い、大連の大学8校ではいずれも日本語を教えている。大連は中国で老人ホームや在宅介護のテスト地区で関連した日本企業も進出している。港は整備されているが、中国国内への輸送は不便なところだ。旅順に新港を作っており、丹東までの高速道路も開通した。日本から輸入できるのはりんごと梨だけで贈答品しての価格であり多くは望めないと思う。相互の中小企業として経済交流を行うには、まだルート作りができたいない」と語っていた。
在瀋陽日本国総領事館大連出張所を訪問した、根岸所長と面会して、談話した。「大連出張所は、ビザ発給も出来て、その数も多い。団体観光客へのビザも解禁されたが、まだ審査の段階で多くの発給は行われていないのが、現状であるが、9月に日本省庁間の調整もされ、進んでくるのでは何かと思う」などの話をした。
この日最後に大連市対外貿易経済合作局を
訪問した。「北海道経済部がミッションを派遣してくれるなど、北海道と大連しとの交流はふかくなっている。大連市は貿易用バースが40バースあり、昨年は2221万トンの貿易量を達成した。大連市は人材が豊富で、日本人ともあうようで進出の成功率が高く、中小企業の投資も多い。保税区内で加工加工、輸出が出来るように整備を進めている。物産展などのイベントや商談会などで交流を進めたい」と語っていた。
27日
調査団に参加している、金融以外のメンバーと大連側企業とのビジネスマッチングが行われた。大連市の石材関係企業4社、内装、木材関係4社、食品関係4社と調査団とが情報交換が行われた。内装材、木材、石材関係では見本も持ち込まれての商談となった。食品関係では、日本酒、醤油など日本料理向けの食材を輸入したいとの希望があった。ガゴメ昆布が健康に良いということが、知られており、中国で養殖が出来ないか、カプセルに入れて売れないかなどの質問があった。
熱の入った、会話が午前中続いた。
午後からは、大連市の港湾で行われている大連保税物流圏区を視察した。この地区は保税区と港を連動させた、区域のことで、この区域では外貨を保留することができる。CIQが専門機構を設立して、港と保税区の監督管理を集中させ、区域内の手続きの効率化と物流コストを削減する¥kとが出来る。などのメリットがあり、広大な敷地に物流センターが建設されており、港や周辺道路の建設も急ピッチで進められている。

遼寧省鉄嶺市から周市長が来函しました。(2005.10.18)                                                                                 中国鉄嶺市から、チュウ(周)・イーイン副市長を団長とする、経済視察団が、10月17日、来函して、18日函館市を訪問しました。周市長の他、鉄嶺県県長など、対外経済関係者8名で来日、下関市と鉄嶺市の友好都市である鹿沼市を訪問し、18日の函館訪問となりました。午前9時30分に、函館中国経済促進協会の小笠原会長、桶本副会長らとともに、市役所を訪れ、石井収入役や企画部長らと会談しました。

周副市長は、瀋陽市に近い鉄嶺市を紹介し、函館市との交流を希望し、石井収入役も、23日からの訪中を控えて、交流が拡大するよう期待する旨をつたえました。
この後、一行は、函館商工会議所を訪問し、沼崎副会長と会談しました。周市長は日本企業を誘致するため、工業団地を計画しており、ぜひ、函館の企業に進出して欲しいと話しました。沼崎副会長は、近い将来は函館から調査のための経済関係者の団で訪問したいと語りました。
午後1時から、函館中国経済促進協会事務所で、促進協会会員にDVDを使って、鉄嶺市が経済進出にとって、交通的にも、人件費的にも有利であることの、オリエンテーションを行いました。
小笠原会長は、28日までの中国経済調査の後、鉄嶺市を訪問することになりました。
この後、一行はバスで札幌に向いました。   写真は市役所玄関での井上市長との記念写真風景

函館中国経済促進協会は、中国経済交流調査団を派遣します。《2005年10月5日)
行程     期日  平成17年10月23日から平成17年10月28日
             24日 上海市   25日 蘇州  26日、27日  大連市
      
視察先   
上海市対外経済貿易委員会    石狩水産品(上海)有限公司     建設資材市場
上海市日系スーパーマーケット  蘇州日本工業村   大連市政府  大連市対外貿易経済合作局
在大連日系金融機関  福祉施設     商業施設

参加者    団長  函館市収入役                    石井 直樹
             北海道渡島支庁副支庁長             佐々木 俊雄
             函館市商工観光課長                吉田 聡
             北海道銀行 執行役員常務函館支店長     中村 信義
             みちのく銀行執行役員函館支店長        澤谷 壽光
             日本興亜損保 北海道支店長           田尻浩一郎
             昭和製菓梶@代表取締役              田口 修
             (有)干山石材 代表取締役             干山正
             函館中国経済促進協会  会長          小笠原 金悦
             同    副会長 函館市議会議員         桶本建郎
             同    事務局長                   今野 宮夫