地球環境の事件簿
   
   
岩波科学らいぶらりー170

     石 弘之 著

     函館市中央図書館蔵
最近、地球で起こっている人間が引き起こしている環境に関する事件のレポート。
地球上では人工が増加しつづけている。2008年にはこれまでにない、食料の価格の上昇があった。さらに、2050年までには2000年の21億トンから10億トン以上食肉は2億7000万トンから2億トン増やさなければならないという。
ところが農地として残されているところは少なく農業用水も少なく、水危機は世界に広がっている。FAOによると飢餓人口は2009年で10億人を越えた。世界の穀物在庫は減って戦後最低水準まで落ち込んでいる。
日本は食糧自給率40%だが、世界でのランクは低い、小麦、野菜が減っている。農業生産はGDPの1%で1965年から2005年までで40%の耕地が消えた。
世界では農地の争奪が行われており、中国、韓国、、アラブ産油国が世界の農地に投資している。日本では、その動きは少なく、なお国内で農地が放置され、減少している。
アメリカで遺伝子組み換えなどでとうもろこしの増産が行われ、それを家畜飼料にしている、このため、人間はとうもろこしで作れている状態になっている。さらに、砂糖にかわりとうもろこしシロップが飲料などに多様されている。
とうもろこしからも作られるバイオエタノールは、1リットルのバイオエタノールを作るのに1リットルの化石燃料石油がいるといわれる位効率の悪い燃料だ。ブラジルではバイオエタノールのための砂糖を生産するために森林が伐採されている。バイオディーゼルにつかうパーム油をつくるためにインドネシアでも森林伐採がおこなわれている。
食料から燃料用への転化によって、食料価格が高騰している。
鶏・豚の大量飼育はアメリカ、中国などで拡大して、衛生や環境の悪化を招き新型インフルエンザ発生の原因になっている。
ソマリアはアフリカで最長の海岸線を持つ国でまぐろ、えび、さめの漁場だったが、ソマリアの政府の弱体をついて、EU,台湾、中国、韓国などが漁場での乱獲を続けた、また沿岸には欧米企業が沿岸に廃棄物を大量に投棄してきた。このため海は汚染された。
ソマリアの海賊は海で食べれなくなった漁民が武装したものだという。
象が人間を襲うことが増えている。1970年代以降象が大量に捕獲された。80万頭の象が殺戮され、象牙が日本、中国に密輸出された。捕獲規制は厳しくなったが、密猟は続いている。象は人間を襲う動物ではなかったが最近の様子をみると象は人間を憎んでいるように見える。当時小象だった象が親を逆殺されたのがトラウマとなって、人間を襲うのではないかといっている。
トラが絶滅の危機にある。
なぜハイチの地震被害はひどいのか。
タミフル、避妊薬、環境ホルモン、抗生物質などが排泄物と体外にでたり、飲みきれなかった薬が下水に流されたり川や海がこれらの薬剤によって汚染されている。
中国の排出するCO2が世界一になり、世界の「21%を占めるようになった。
日本だけでなく後進国にも高齢化が進んで、人類は老いていっている。
など。